北上山地の秘湯として知る人ぞ知る横沢温泉。そのはじまりは今を遡ること百余年。怪我を負ったひとりの木挽き職人が湧き出す湯(冷泉)を発見し、傷を癒したことからその存在が知られるようになったという。以来、長年に渡り、宮古で唯一の温泉として大切に守られてきた。
宿の自慢はまずは湯の良さ。さらりとして軽やか、それでいて湯冷めしにくいと評判。毎日通い詰めるほどの熱烈リピーターも少なくない。
また、ロケーションに至っては唯一無二だ。北上山地の最高峰である早池峰山へと続く深い森の中に突如現れる宿のたたずまいは素朴な魅力にあふれ、秘湯の名を欲しいままにしている。
魚市場から仕入れた活毛ガニを茹でる。
基本的に山の幸を中心としたメニューを提供する静峰苑だが、この冬は毛ガニの特別プランを用意している。目玉となる毛ガニ料理は、ぎっしりと身が詰まった大きな茹で毛ガニ。魚市場を通じて仕入れた活毛ガニをその場で茹でたものだ。山深い温泉宿でこれだけの新鮮な毛ガニをたっぷり食べられる場所はほかにあるだろうかと、ホクホクすること間違いなしである。
この茹で毛ガニに加え、注目のメニューがもうひとつ。宿の名物の鹿肉のステーキである。近年、列島の各地でジビエを食べる文化が浸透しつつあるが、静峰苑でも地元の北上山地で獲った鹿を活用した料理を名物メニューとして売り出し中だ。丁寧に下処理した上質な鹿肉を特製ソースで味付けした静峰苑のステーキは、赤身肉ならではの濃厚な風味が際立つ自慢の一品。大きな毛ガニ一杯に加えてジビエ料理まで楽しめるなんてと、うれしい驚きを隠せない贅沢なメニュー構成となっている。
山の宿とは思えない豪華な食事風景。
原木マイタケを使った煮物。山の豊かさを感じられる瞬間だ。
地元産の鹿肉ステーキ。柔らかな赤身肉で噛むほどに深い味わいが広がる。
北上山地を代表する名産品のひとつ。赤シソを原料とした自然飲料。



| 所在地 | 岩手県宮古市鈴久名4-5-4 Googleマップ 〉 |
| アクセス | 宮古駅から車で40分 |
| チェックイン | 16:00 |
| チェックアウト | 10:00 |
| 駐車場 | 乗用車6台 |
| お問い合わせ | 0193-74-2444 |
予約受付期間
2025年12月1日〜2026年3月31日
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【料金】1泊2日 大人1名 13,500円(税込)〜
【食事】朝食あり 夕食あり
【部屋】和室(全室禁煙)
【決済方法】現地決済(現金のみ)
【予約方法】電話、FAX
【キャンセル規定】前日: 宿泊料金の50% 当日: 宿泊料金の100%
※写真は料理の一例です。詳細は宿泊施設へお問い合わせください。
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