
【用意するもの】
・深めの鍋 ・水 ・塩
流水で甲羅や脚の汚れを丁寧に洗い流します。特に甲羅と脚の付け根、ハサミの周りなどをタワシなどで軽くこすると良いでしょう。
大きな鍋に毛ガニが完全に浸るくらいの水を入れます。
塩分濃度は海水と同じくらい(約3%)が目安です。(水1リットルに対して塩30g程度)カニの風味を最大限に引き出すポイントです。
昆布を一切れ加えると、より旨味がアップします。
鍋の水を強火で沸騰させます。
沸騰したら、甲羅側を下にして鍋に入れます。(カニ味噌が流れ出るのを防ぎ、全体に均一に熱を通すため)
再沸騰してから、15分〜20分程度茹でます。
・小型(300g前後):10〜15分
・中型(500g前後):15〜18分
・大型(800g以上):18〜25分
時間が短すぎると生煮えに、長すぎると身がパサついたり旨味が抜けてしまいます。茹で汁の量や火加減によっても変わるので、最初は短めに設定し、様子を見ながら調整してください。
茹で上がったら、すぐにザルなどに上げて粗熱を取ります。急激に冷やすと身が縮むため、常温で自然に冷ますのがベストです。
すぐに食べない場合は、粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫へ。

【用意するもの】
・蒸し器 ・水 ・塩
流水で甲羅や脚の汚れを丁寧に洗い流します。
蒸し台の底から2〜3cm程度まで水を張ります。毛ガニの足が直接水に浸からないようにします。
強火で沸騰させ、蒸し器からたっぷりの蒸気が出ている状態にします。
甲羅側を下にして蒸し器に入れ(カニ味噌が流れ出るのを防ぎ、全体に均一に熱を通すため)、20分〜30分程度蒸します。
・小型(300g前後):15〜20分
・中型(500g前後):20〜25分
・大型(800g以上):25〜35分
茹でるよりもやや長めに蒸すのがポイントです。
蒸し上がったら、すぐに蒸し器から取り出し、ザルなどに上げて粗熱を取ります。
すぐに食べない場合は、粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫へ。
【用意するもの】
・キッチンバサミ(もしくは包丁)
・軍手/新聞紙や皿
まず、毛ガニをひっくり返し腹の部分を上にします。毛ガニの殻が柔らかい関節の部分にハサミを入れ、切り離します。



三角形になっているところが毛ガニのふんどし(前かけ)です。そこに親指を入れ、取り外します。


ふんどし(前かけ)を外した箇所に出来た穴、毛ガニの甲羅の付け根に親指をかけて甲羅を外します。この際は毛ガニのかにみそが流れ出ないように甲羅を下にして作業しましょう。


ねずみ色のひだは魚のえらに相当するものなので食べられません。付いたままでも大丈夫ですが作業の邪魔になる場合は取り除いて下さい。(万が一、食しても毒にはなりません)


胴の部分に残っている毛ガニのかにみそを甲羅に移動させます。毛ガニの甲羅の内側には白っぽい薄皮も付着していますが、これも食べることが出来ます。


まずは殻を剥きやすいようにするため、毛ガニの足の関節から2つに切り分けます。固い部分に当たってしまった場合は無理に切ろうとはせずに柔らかい関節の部分を探して切り分けるようにして下さい。

毛ガニの足の下の部分(毛が少なく柔らかい平らな部分)から少しずつハサミを入れていきます。逆側も同じように切ります。毛ガニの足の細い部分も同様に切り開きます。

足先の方も同様にハサミを入れます。
カニ爪は硬いので慎重にサイドを切ります。
上手くハサミが入っていたら下の写真のように剥がれます。上手く開けない場合は無理に開かずに、再度ハサミを入れましょう。毛ガニの殻が剥がれたら、中から毛ガニの身を取り出します。



まず写真のように毛ガニの胴を真ん中から2つにします。包丁で切ることもできますが、慣れていないとぐらぐら動いて危ないので、ハサミで少しずつ切ることをおすすめします。

足の付け根は筒状になっており、この部分にも身がたっぷり詰まっています。筒の外側から腹に向かってハサミを差し込み、背中側と腹側に分けるように切り開いて、身を取り出します。


かにみそを移しておいた甲羅の底に、胴体から取り出した身を敷き詰めます。その上に、足の身を並べて完成です。盛り付けをせずに剥きながらホカホカのまま食べ進めるのもまた美味しいです。


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